卒業証書に地元産スリウツギ使用

標津町立川北小学校は、本年度の卒業証書に、町産ノリウツギを使った奈良県の伝統和紙「宇陀(うだ)紙」を使うことを決定しました。
繊維が残りほのかに黄色みがかった手作りで、校章の透かし入ります。先日完成品が披露され、卒業を控えた6年生たちはぬくもりのある証書を窓に向かってかざして歓声を上げていました。3月17日の卒業式で卒業生11人に手渡されました。ノリウツギは全国に分布する落葉低木で、内皮が和紙ののり料となります。文化財修復に不可欠ですが、従来の産地で確保が難しくなり、町は天然木の採取と栽培に取り組んでいます。