秋サケ資源保護へ人工授精

秋サケの資源保護のため、標津町内の根室管内さけ・ます増殖事業協会によるサケの捕獲、採卵、人工授精といった作業が盛んに行われています。
標津川を遡上(そじょう)したサケは町のシンボル施設・サーモン科学館裏手にある捕獲用のウライに阻まれ、たも網ですくわれてメスとオスに分別されます。メスを中心に川北地区のふ化場に運ばれ、腹を割いて取り出した卵にオスの精子をかけ、丁寧にかき回します。受精卵をふ化器で2カ月ほど管理し、稚魚になるまで育てた後、3~5月に放流。サケが3~5年後に標津川に戻ってくるサイクルを保ち、資源の枯渇を防いでいます。